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海外ドラマ最新レポート Vol.605  「グッド・ファイト」のオードラ・マクドナルド、子育ての強い味方とは

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グッド・ファイト」のオードラ・マクドナルドが米情報番組に出演、2人の娘の子育てについて明かしている。
 
ブロードウェーの歌姫として知られるオードラ、海外ドラマファンなら、TVドラマで初めて知ったという人も多いだろう。代表作の一つは「プライベート・プラクティス」、そしてゲスト出演した「グッド・ワイフ」、そして「グッド・ワイフ」で演じた弁護士のリズ・レディック=ローレンス役で、「グッド・ファイト」にも出演している。
 
「私の人生の中でとても印象深い時期に“リズ役”に戻ってこれたことに感謝しています」
オードラは最初の結婚で長女ゾーイさん、そして2度目の結婚で次女サリーちゃんと、2人の娘を出産している。「グッド・ファイト」シーズン2出演のオファーを受けたのは、サリーちゃんが誕生して、まだ一年しか経ってない頃だったとか。
「赤ちゃん(サリーちゃん)が生まれたばかりでした。それに『グッド・ワイフ』に“リズ役”で出演したのもたった一話だけ。それなのに戻ってきてくれと頼まれたのです。『グッド・ファイト』の新しい世界を構築したいからと」
 
「グッド・ワイフ」「グッド・ファイト」で政治や人種など複雑な問題に切り込む気鋭のクリエーター夫妻、ロバート・キングとミシェル・キングからたつての依頼だったのだろう。オードラも彼らの本気を感じた。
「返事をするのに2秒もかかりませんでした、イエスと答えました」
キング夫妻と話し合いを重ね、リズのキャラクターを確立した。自身の意見を尊重してくれたこと、時に反対意見さえ耳を傾けてくれたことに、今も敬意を示している。
 
演技者としては充実した「グッド・ファイト」の現場だったが、オードラにはもう一つ重要な役割があった。生まれたばかりの赤ちゃんのママなのだ。
始終バタバタ、そんな毎日を過ごしていたことだろう。そんなバタバタママを助けてくれたのは、長女で当時大学生のゾーイさんだったとか。
「歳の離れた娘を持つことの長所は、長女が私から受けた子育てを思い出し、次女の子育てに具体的なアドバイスをくれることです。ゾーイから『私が小さい時、ママと一緒にこんなことをするのが好きだった』『ママ、そんなことするべきじゃないわ、私が子供の頃、嫌な気分だった』って教えてくれるのです」
母親として子育ては経験済みだが、それは自分よがりだったかもしれない。ゾーイさんは子供の視点からオードラ・ママに妹の子育てをアドバイスしてくれているのだ。
「私にとって子育てのやり直しができているようなものです。とても素晴らしいと思います」
 
才能あふれるオードラは、TV、映画、ブロードウエーミュージカル、時にはコンサートも行う。活躍の舞台は変われど、常に最優先は母親業。拍手と喝采の中にも、ゾーイさん、サリーちゃんの声を聞き分ける。
 
 
<「today.com」 2022年8月31日>